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雑誌掲載

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伊礼さんのブログで公開されているので
こちらでも一応お知らせしておきます。
以下の雑誌に掲載されます。

オレンジページ やさしい実用ブックス 
「エコな暮らしができる家づくり」

2月17日発売予定とのことです。
プロの写真で、暮らしの雰囲気が少し分かるかと思います。
ご興味あるかたはどうぞ…





ちょっと恥ずかしいです…
# by hamahama77 | 2011-02-15 08:06 | お家 | Comments(0)

理由を考えるということ

自分にとって譲れないポイントは何か。
長々と足掛け五年もかかった家づくりで
一番考え続けたことです。

いいなー、とは誰でも思いますが
なぜ自分はいいと感じたのか、という考察を
他の人はあまりしてないのかな、と最近感じてます。
せっかくのヒントなのに勿体無いと思ったので、
自分の場合のことを書いてみたいと思います。
*長文ご容赦。

素朴な自分の感想を掘り下げて考えることで
次に何かを見るときは明確に判断ができるようになります。
逆に分析しないままだと
いいなーと思うだけで
いつまでも判断ができずに決められません。
特に土地を決めるときにこれは顕著でした。
なんせ現地到着後、一時間で買ってましたから(笑)

30件近くの物件を見る過程で、
分析をほぼ終えてたタイミングだったこともありましたが
条件は8割満たしてたので残りは決断のみ。
決めてあった条件も理想の条件でなく、必要最小限の譲れないコアな条件を設定する。
自分が意識的に求めてる条件ではなく
無意識に反応している条件の理由を考える。
そうしないと表面上の条件に
自分自身が振り回されてしまいます。
そこのとこまで考えるのが大事だと思ってます。


私の家づくりの経緯から一例をあげてみますと…

始めは住宅展示場からスタート。
最後は伊礼さんの家。
その過程で何を考えてたらこうなったか。

ハウスメーカーの家は雑誌でみるといいけれど、
実物を見てもどうもしっくりこない。
カタログ上は悪くないことを書いてあるし
きっとコストパフォーマンスはいいんでしょう。
でも気に入りませんでした。

まず、なにが気に入らなかったのかを考えました。

そもそもモデルハウスなので
設計がよくなかったのでしょうが
その時はそこまでわかりません。
天井は高いし、耐震性も高いからいいんでは?と思ってました。
それらを除いて気に入らなかったところを洗い出してみたら
分かりやすいポイントとして
素材感が気にいらないんだと分かりました。
つるつるしてて、しっとりがない。
そこが自分にとって譲れないポイントと理解したのです。

しばらくしてスローハンドさんのオープンハウス。
無垢の床や柱の雰囲気に驚き
ハウスメーカーにはない落ち着きが魅力でした。
色々話を聞くとカルチャーショックを受けた感じでした。

なにが気に入ったのかを考えてみました。

家のほとんどが素のままの素材を活かしていて
表面だけ取り繕った感じがなかったかなと。
つまり素材感がよいという感覚は
ものをシンプルに扱ったかどうかだと感じていると理解したのです。

あとは手触りがいいのも気に入りました。
これも皮膚感覚で気持ちいいと感じられることが
その場にいることの気持ちよさに直結することなんだと理解したのです。

その後、身体感覚の気持ちよさを優先して家のことを考えたり、
オープンハウスで意識して感じるようになりました。
だからこそ空気循環と全館暖房が欲しくて
OMもコスト削減のためとしてもカットできませんでした。

実際住み出してからの感想としても
すごく暖かいというものではないけれど
家中のどこにいってもほぼ同じ温度というのは
部屋を移動するたびに身構える必要がないので体が楽です。
やはり導入してよかったと感じてます。

自分の求めてることが分かってきたころ
伊礼さんのワークショップが開催されました。

中と外が緩やかに繋がる構成、
さまざまな素材の使い分け方、
視線や音の抜けを意識した空間の作り方…
自分が求めている、と理解したことの
集大成に出会ってしまったのです(笑)

自分の求めてるものが
目の前にぽんぽんと置かれていく感覚は
まさに贅沢の限りです。
ある意味、逃げ道を塞がれたとも言えます(汗)

伊礼さんという建築家と出会えたという幸運はありますが
それも自分の求めてることを整理してきたから
伊礼さんの設計がいい、と判断できたと思います。
もし、これがなんとなくでいたならば
せっかく伊礼さんに会っても
この人だ、と即答できなかったと思います。
家づくりに満足している人たちは
それぞれの求めているものはバラバラでしょうが
きっと、この即答ができた人たちなんだろうなと思います。
それくらい自分のことを考えるのは大事…だと思っています。

他にも色々な面から考えることは多かったのですが
分かりやすい例だとこんな感じです。

物事を感想だけで終わらせない。
次のアクションを起こすための糧にすべき。
そのためには考え抜くことが必要。

まとめると以上の三行ですかね。
個人的な考えなので恐縮ですが
もし何かのご参考になれば幸いです。





ということを大事だと考える自分自身の求めてるのは何か、と考えるのも大事です。
つまりエンドレスに考え続けるハメになりますので
考えすぎには十分ご注意ください(笑)
# by hamahama77 | 2011-02-14 23:01 | お家 | Comments(0)

ホテル巡礼の旅

またも東京通いが始まりました。
今回は山手線線内なのです。
池袋近辺がメインの仕事なので、
もし都合がつけば伊礼さんの事務所にも
久しぶりに寄らせていただきたいところです。

しかし東京ど真ん中ということで
ホテル数が半端なく多い…
つまりは巡礼が大変だということですね。
がんばります(涙)

これまで東京・品川近辺で発掘してきた
オススメな個性派ホテルは4軒ほどありますので
この機会にご紹介したいと思います。
※画像は全てオフィシャルサイトのものです。

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銀座吉水(東銀座)
テレビなし、冷蔵庫なし、部屋風呂なしのオーガニックな旅館。
畳にごろり、体の力がすっと抜ける。
※京都吉水に泊まってから銀座吉水にも流れてます。
 どうも伊礼さんの関係でも有名なとこらしいのが奇遇というか必然というか・・・。

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ホテル アリエッタ&トラットリア(五反田)
イタリアにありそうなプチホテル。
フローリングの床に独特の間取り。
ビジネスホテルではありえない。

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ホテルモントレ山王(大森)
アンティークな調度品で統一されたスモールホテル。
ホテル全体がしっとりと落ち着いた空間。
※6月で閉館らしいです。かなり老朽化は進んでいたので仕方ないですね。

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ピリカ・スタイル(川崎)
女性向けイメージの強いホテル。
外壁、部屋の仕上げが薩摩中霧島壁!
ベッドも無垢集成材で触り心地がよい。


一番高い銀座吉水は一泊一万円。
しかし別格なので許容してしまいます。
あとは曜日や当日限定を狙えば
6000〜8000円までで泊まれます。
ビジネスユースだとその辺りが限度です。
高けりゃいいというわけでなくて、
自分のニーズを満たしてくれるところを
探すのがホテル探しの面白いところですね。


これからの巡礼リストは以下の通り。
巡礼予定のホテルの販売状況を
当日のチェックイン直前までリサーチして
その日最安で泊まるのが通例です。
予想外に安く泊まれた時はしてやったりです。

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レム秋葉原(眠りにこだわるホテル)

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ホテルリソル池袋(プライベートな時間を演出)

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ホテルモントレ ラ・スール ギンザ(銀座ど真ん中!)

番外編として、一度は泊まってみたいホテル。
でもオークラとかの高級ホテル並に高い!
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Hotel CLASKA(目黒)


さすが東京…懐が深いです。
まだまだ巡礼の旅は終わりそうにありません…

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# by hamahama77 | 2011-02-10 00:10 | ホテル巡礼 | Comments(5)

10,000km突破

10,000km突破_e0158983_23165471.jpg10,000km突破_e0158983_2317496.jpg

以前に記事にした移動距離を計測するiTrotter。
12月にスタートして約二ヶ月。
もう10,000km突破って、どんだけ出張してるんでしょうか。
自分で調べておいて何ですが
なんか泣けてきました。

まだヨーロッパを脱出してませんが
無事に世界一周が終わったら、
次は月まで行ってみることにします(38万km)
遠いけど、きっと五年くらいでしょう(溜息)
# by hamahama77 | 2011-02-04 23:14 | 出来事 | Comments(0)

夜のオープンハウス 第一夜

夜のオープンハウス。

あまり聞いたことはないのですが
もし開催されていたならば是非とも行ってみたかった。
特に伊礼さんの設計は照明が最小限のため
普通の家の基準からすると暗い。
しかし逆に落ち着く理由となってることを
もっと実感として知ってもらってもいいのではないかと感じています。

この家に住み出してからは
ぼうっとした光源に安らぎすら感じます。
全ての照明を点けると眩しいくらいです。
生物として弱くなってる気もしますが(汗)

ということで、過去の自分からの要請により
夜のオープンハウス(WEB)を勝手に実施します!(笑)
第一夜は、趣味室です。

夜のオープンハウス 第一夜_e0158983_21544461.jpg夜のオープンハウス 第一夜_e0158983_2155889.jpg

夜のオープンハウス 第一夜_e0158983_21544967.jpg夜のオープンハウス 第一夜_e0158983_2155483.jpg
いきなりですが、この部屋には備え付けの照明がありません。
スタンドライトとデスクライトのみの構成…
設計段階ではほんの少しだけ不安に感じながら
でもきっといい空間になるだろうという予感のあった部屋でした。

椅子に座ると背中からの光がほどよく天井に周り、
部屋全体がしっとりとした空間になります。
音楽を聞きながらMacを触ったり
憧れだった壁一面の本棚から
おもむろに取り出しては読んでみたり。
先に寝た妻子の気配も感じながら
ほどよい距離感で過ごせるのがよいです。
たかが壁一枚、されど壁一枚という感覚です。

この部屋は将来的に
小さな冷蔵庫やソファを置いて
のんびりとお酒を飲んだりして
家族でこもる場所になる予定です。
それぞれが好きなことをしながら過ごしつつ
思いついて何かを話してまた戻る。
子供がある程度大きくなってからは
そんな感じに過ごせたらいいなと
数年後の楽しみの余地を残しておいた場所です。

全てが一気に完成してもつまらない。
未完成の部分をわざと残しておいた方が
長く楽しめるのではないかな、と。

夜、一番お気に入りの場所です。
# by hamahama77 | 2011-01-31 21:12 | お家 | Comments(3)